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劇団劇作家ブログ
現在、劇団劇作家に参加している劇作家がお送りする日常のあれこれ
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「動物園物語」
2018年06月14日 (木) 08:32 | 編集
劇団で勉強会を開きました。
その当日、用意されていたのはA4で28ページ分のレジュメ、迫力の枚数です。
講師は矢戸優太郎さん。
取り上げた戯曲はオールビーの『動物園物語』。
講義のタイトルは「主題の探求と劇的表現」。


『動物園物語』を含め、第二次大戦後に「不条理演劇」が誕生したのはなぜか。
この疑問に答えるために、まず1950年代のニューヨークから古代ギリシャへと私たちを連れ戻した矢戸さん。
アリストテレスの『詩学』を引用しつつ、演劇が合理的な世界観に対立することになったいきさつを辿ります。
ルネサンス、科学革命の17世紀、産業革命の18世紀、2つの大戦が起きた20世紀。

お話はぐるりと大きな弧を描いて、円形劇場からセントラルパークのあのベンチに戻りました。
座っているピーターに、回り道をして動物園に行ったと話し始めるジュリー。「回り道」は彼の人生の、更に作品全体の構造に重なる、というお話。講義をギリシャ演劇から始めたのも「回り道」の仕組みをなぞっているわけで、ここに至って講師の周到な仕掛けが明かされたのでした。

矢戸さん、芸が細かい!
(こんな表現しか思いつかなくてごめんなさい)

もっとたくさん、いろんなことをお聞きしたのですがここには書ききれず。その後は興奮冷めやらないまま交流会へ。講義に参加した劇団員以外の方ともお話できて充実の集まりでした。

矢戸さん、ほんとうにありがとうございました! 

有吉朝子
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所属力
2018年04月08日 (日) 22:28 | 編集
皆様、こんにちは。
池田恵です。
ブログに登場するのは1年以上ぶり2度目でございます。
以前、篠原さんに、このテーマでブログを書いてみたらと言われましたので、僭越ながら書かせて頂きます。

「所属力」
この様な単語はどこにも存在しません。
ですが存在はせずとも、この言葉でしか説明できないものを私はずっと感じているのです。

劇団劇作家が結成されて10年以上。
代表である篠原久美子さんはじめ、劇団に所属するメンバーがたくさんの素晴らしい戯曲を生み出し続け、劇読みという大々的なリーディング公演も過去6回行われ、着実にその実績や信頼が各所へ広がっています。

私は2016年に所属はしましたが、他の方の様に賞を獲ったり、最終選考に残ったり、名作を生みだした訳でもない…そんな私が今度、日本劇作家協会の戯曲セミナーに通っていた同期達と公演を行う事になりました。
公演するとはなったものの演出をどなたにお願いするか、頭を悩ませていた所、劇団劇作家を通じ、とんでもない方に演出をして頂く事になったのです。
その方とは、劇団フライングステージの関根信一様。
ご自身の劇団だけでなく、劇団劇作家の劇読みの演出や多数の外部演出も手がけられ、素晴らしい評価を受けている関根さんに私なんかの作品を…と恐れ多い気持ちもありましたが有難い事に了承して頂き、今とても貴重な経験をさせてもらっています。

先日関根さんにお話を伺う機会があり、改めて私の作品の演出を何故引き受けて頂いたのかとお聞きした所「劇団劇作家の黒川陽子さんから、メンバーの池田さんという人の本を演出してもらえないかという連絡を貰って、読ませてもらい僕で良ければという事でお引き受けしました」という答えを貰い、劇団劇作家がいかに凄いものであるかという事を実感したのです。

今回の様に、全く実績の無い私でも劇団劇作家のメンバーだから可能となった。
劇団劇作家に所属しているからこそ得られる力がある。
それを私は勝手に所属力と呼んでいます
本来ならば長い時間をかけて築き上げないといけない信頼や実績を「劇団劇作家のメンバーだから」という理由で得ることが出来たのは、間違いなく劇団劇作家の今までの活躍があったからであり、メンバーの皆さんに感謝と尊敬の想いしかありません。
私はそれをお借りしただけに過ぎないのですが、皆さんのやってきた実績に泥を塗らない様、得てきた信頼を更に劇団へと積み重ねる事が出来る様に頑張りたいと強く思いました。

もしよろしければ、私が戯曲セミナーの同期達と行う公演であり、関根信一さんに演出をして頂く作品を是非見に来て下さい。
どうぞよろしくお願い致します。

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演劇設計局コミュニケ公演
ゲキサク×4〜短編劇集〜

■作品紹介
元禄浪漫奇譚~異聞之壱~

あらすじ:
赤穂事件…元禄十五年十二月十四日の未明に起きた、日本史において有名な事件の一つ。
その事件から約二か月後。英雄とされる大石の前にあの男が意外な形で現れた。
大石推しの大名と報酬優先の医者を巻き込んで、あの男から大石に対しある要求が突き付けられる!

作:池田恵
演出:関根信一(劇団フライングステージ)
出演:檀上太郎(創造集団g-クラウド)、杉浦直(Teamかわのじ)、小林将司、三浦碧至

■スケジュール
1ステージ2演目上演
4/20(金)19:00 A / 21:00 B
4/21(土)13:00 A / 15:00 B / 17:00 A / 19:00 B
※私の作品はAの時間帯です。
※受付開始は開演の30分前、開場は開演の15分前です。

■会場
綜合藝術茶房 喫茶茶会記
東京都新宿区大京町2-4
東京メトロ丸ノ内線・四谷三丁目駅・出口1から徒歩3分

■チケット
前売2,000円 / 当日2,300円
1ドリンク付・全席自由
半券割引:チケットの半券をお持ちいただいたお客様は、次の回より1,500円にてご観劇いただけます。

■ご予約
https://www.quartet-online.net/ticket/cmnq?m=0hcebhd

■ホームページ・SNS
ウェブサイト http://communique.work
ブログ https://ameblo.jp/theater-communique
Twitter https://twitter.com/theater_cmnq
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劇団員の坂本鈴とモスクワカヌのプロデュース公演『高校演劇マルシェ』30日~31日@中野あくとれ
2018年03月28日 (水) 12:01 | 編集
雪がふったかと思えば春爛漫な今日この頃。
皆様お元気でお過ごしでしょうか

お花見日和な今週ですが、私モスクワカヌと坂本鈴は、花より舞台、な週末を過ごしております。

実は今週30日(金)と31日(土)に、2人が中心となり『高校演劇マルシェ』という高校演劇のプロデュース公演を行うのです。
「この上演はもっと多くの人に観てもらいたい!」と思った高校生たちの演劇を、岩手と大阪から東京の劇場にお呼びして上演しようという企画です。

大阪の高校4年生たちによるモスクワカヌ脚本のセミドキュメンタリー、「※この高校4年生はフィクションです」と、岩手の高校生たちによる坂本鈴脚本のPOPで王道な学園恋愛バトルものの「絶対恋愛王政」の2本立てで、どちらも「高校演劇」の枠におさまらない魅せる力をもった舞台です。

2日間4ステージと公演回数が限られておりますが、我らが惚れ込んだ高校生たちの舞台を、多くの方にご紹介したいです。

30日14時からの初日は、劇団劇作家代表の篠原久美子さんをアフタートークゲストにお迎えいたします

年度末のお忙しい時期ですが、皆様のご来場をお待ちしております。

ご予約はこちらから→https://ticket.corich.jp/apply/89878/

高校演劇マルシェfeat.劇作家女子会。
『高校演劇マルシェ』

岩手県盛岡市立高校演劇部
『絶対恋愛王政』
作:坂本鈴

大阪府立桃谷高校文芸部ドラマ班
『※この高校4年生はフィクションです。』
作:モスクワカヌ

劇場
中野あくとれ
東京都中野区中野2-11-2 サン中野マンションB1F
JR、東京メトロ東西線中野駅南口改札より徒歩約3分

日時
2018年3月30日(金)~31日(土) 全4ステージ
3月30日(日) 14:00/19:00
3月31日(土) 12:00/16:00

チケット
前売:2000円
当日:2300円
中高生:1000円
応援:2500円
※応援チケットとは
…応援チケットの売上の一部を出場校の遠征費補助にあてさせていただきます。また、応援チケットをご購入された方には、各校からのメッセージカードをお渡しする予定です!

公演は『絶対恋愛王政』『※この高校4年生はフィクションです。』の2演目が同時上演となります。
上演時間は約100分を予定しております。
※開場および受付開始は開演時間の30分前です。
※すべての回にアフタートークがございます。

アフタートークゲスト
3月30日14:00
林成彦 氏(高校演劇サミット プロデューサー) × 篠原久美子 氏(劇団劇作家)

3月30日19:00
岩崎雅高 氏(天ノ川最前線) × 那須愛美 氏(演劇ユニット・チュム)

3月31日12:00
盛岡市立高校演劇部顧問 × 桃谷高校文芸部ドラマ班顧問

3月31日16:00
オノマリコ、黒川陽子、坂本鈴、モスクワカヌ(劇作家女子会。)

あっという間に新年
2018年01月17日 (水) 10:46 | 編集
昨年に引き続き、本年も新年のご挨拶が遅れましてすみません。
相変わらず、筆不精の劇団劇作家です。
作家集団なのに筆不精、いや、作家集団だからこそ筆不精なのか…。
反省しきりでございます。そして、その筆頭が、代表の私でございます。

せっかく新年ですので、今年の抱負など。
といっても、全く個人的なことですが。

今年の抱負は二つ。
●「自分をあきらめない」
●「毎日こつこつ」

うわー、普通ですねー。これもう、普通過ぎて、できないことのベスト1ですね!(笑)

かなり昔の作品ですが、登場人物の一人が夢をあきらめるミュージカルを書いたことがあります。
世の中に流布している「夢はあきらめなければ必ず叶う」という言葉がとても危険なものに思え、若者が、がむしゃらに頑張ってあきらめないことでボロボロになって「こんなに頑張ったのにダメなのは自分がダメだからだ」と死にたくなったりしなければいいけれど…、と心配のあまりに入れたエピソードでした。自分もまたそういう若者だったからなんですねけど(笑)。きっとこの世界には、若者や子どもたちに、「高く飛べ!」と言ってくれるおとなと、「落ちても大丈夫だからね」と下でマットレス敷くおとなの両方が必要で、どうも私は後者のようです。その作品の中で、夢をあきらめた友達に言うセリフとして、私はこんな言葉を書いていました。
「夢を捨てないことより自分を捨てないことを選んだんだ、偉いよ」

昔書いた自分の言葉が今の自分に話しかけて来るようです。
日々の仕事や勉強や日常のちょっとした事の中で、私たちは日々選択を繰り返しています。そのなかで、「やりたいことをあきらめたのか自分自身をあきらめたのか」と、最近、思うことがあります。好奇心のままにやりたいと思ったことをいくつやってみていくつあきらめても、それは笑い話でかなわない。けれど、「今あきらめたのは、やることじゃなくて自分自身だ」と思う局面に出会ったとき、それは、「やること」そのものの問題ではなくなる…。
そんなとき、立ち止まって、「自分をあきらめない」と、心に呟けたらいいなぁ…と、むっちゃ負けてあきらめそうな「へたれ」の私はそう思いましたとさ。

そしてもう一つ、「毎日こつこつ」。
今、今年が16日目ですが、今のところ続いています。わぁ、すごい!
これがいつまでもつやら…と考えた時点でできない前提になるので、ごたいそうには考えずに、やれたらと思います。
もしもこれができたら、もはや人が変わったってことだな…って、今までどんだけ続けることがダメダメだったんだって話ですね。(笑)

こんなんですが、本年もどうぞよろしくお願いします。

篠原久美子


書き直しの終わるとき
2017年11月20日 (月) 07:50 | 編集
書き直しても書き直しても続く書き直しの、何度目かの書き直しが脱稿した。きっとまた書き直しは続くのだろうけど。
昔、ある、大好きな劇作家さんから、「早く書きあげるから書き直しになるんだよ。」という、実に的確なアドバイスを受けたことがある。それが有効かどうかはおいとくとしても、もはや、「書き直しが終わることは永遠にないのではないか」と思う心境が続くと、自然と頭に、詩が浮かぶ境地に至る。

書き直せど書き直せど、わが芝居終わらず、じっと壁を見る

書き直しても、ひとり

らくになりたい、えんじぇるになりたい

この赤丸のカレンダーのしたに、
ひとつのパソコンをおくがいい
まるのプレッシャーにたえかねて、
パソコンはひとりでに書き出すだろう…
(ああ、そうなったらいいのに…)

高校時代に友だちと遊びでやった心理テストで、困難に立ち向かうときのタイプとして「空想に頼る現実逃避」と出て爆笑したが、その癖はまだかなり残っている。今、もしも私にタイム・マシンがあったら、未来に行って自分の芝居の初日を見て台本を書くのに…! なんだろう、このパラドックス。
「書き直しの終わるとき」って短編小説が書けそうですが、もし、本当に、いつの日か、この書き直しが終わる、奇跡のような日が訪れたなら、思いっきり、ボランティアがしたい…!
東北に行きたい、マザー・テレサの家で手で洗濯して、子どもたちをだっこしたい…! 
という夢を語ったら、劇作家の黒川陽子さんに、「欲望が清いですねー」と言われる。さすが黒川さん、言葉選びが秀逸すぎです!

さて。短い「脱稿と書き直しの間」。本を読もう、芝居を観よう、映画を見よう。

篠原久美子
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