劇団劇作家ブログ
現在、劇団劇作家に参加している劇作家がお送りする日常のあれこれ
今年の抱負
2017年01月10日 (火) 17:31 | 編集
新年のご挨拶が遅くなりまして、申し訳ありません。

昨年は、10周年の『劇読み!Vol.6』をご好評のうちに終え、これからの10年をどのように過ごすのかが、いよいよ問われる年になりました。
昨年末から新しい仲間も増え、嬉しい限りですが、同時に、当初からのメンバーも確実に10歳以上年齢が上がっているわけで、これからどういう方向に発展してくかを考えながら、さらに精進を重ねていきたいと存じます。

今後とも、劇団劇作家をどうぞよろしくお願いたします。

さて。
ここからはまったくの私事で恐縮ですが、今年は久しぶりに、「新作を書き終えて迎える正月」でした。今年の8月上演の人形劇の締め切りが12月末だったのですが、それを年末前に書き終え、夫と私の実家の両方に行って、家族と過ごすことができました。(2月末締め切りの新作はありますが…)

で、ですね。
実家の近くに嫁いでいる妹の家にも寄ったのですが、元旦に家族で書初めをしたということで、笑いながら見せてくれました。それぞれの今年の抱負にそれぞれの人柄が表れていて微笑ましいなぁと思ったのですが、妹の「今年の抱負」が1枚や2枚ではない。細長い半紙に3項目ずつきれいな字で書かれた紙が次々に出て来る。30項目くらいはあったでしょうか。重箱の隅を楊枝でつつくようなささやかすぎる抱負に笑い転げました。でもこれ、むっちゃ大事!
と思い、真似てみました。
書道の道具はうちにはないのでパソコンの行書体でA4版での印刷ですが、具体的でささやかな抱負を14項目書いて、冷蔵庫の横に貼ってみました。具体的すぎるので中身は内緒ですが、そのなかに、ちょっと抽象的なこんな3項目が入りました。

信じて断る
信じて休む
信じて心配しない

「インドから帰ってから別人になりましたよね」と、昨年、ある演劇関係者に言われたのですが、もし、インド前とインド後が何かが変わったとしたらこういうことかなと思うことを言語化してみました。断れないのも休めないのも心配しすぎるのも、私がいい人だからではなく、信じる力が弱かったのだと鮮やかに分かることは気持ちのいいものです。かさぶたが乾いてぽろっと落ちるみたいに「怯え」が落ちていきます。それを言語化できることもまた嬉しいことです。
まあ…、断れなかったり心配しすぎたりする篠原さん、というのも死んでしまったわけではないのですが、まあ、出てきたら、また出たねと笑えるでしょう。

日々の生活習慣や仕事の具体的な内容まで、笑えるくらいささやかな14項目は、妹にだけ打ち明けました。年末に二人で読み比べて笑おうねと、今からLINEで約束しています。

篠原久美子


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謹賀新年
2017年01月08日 (日) 07:43 | 編集
Tanada.jpg
お初にお目にかかります。新劇団員の池田です。
2016年12月09日 (金) 21:29 | 編集
劇団劇作家のブログをご覧になられている方々、初めまして。
私、今回新たに劇団劇作家に入団させて頂く事となりました池田恵と申します。
不束者ですが、この度、劇団劇作家さんとご縁があり
ありがたい事に劇団員として迎えて頂ける事となりました。

現時点で他の劇団員の皆様の様に賞を頂いたり、自ら舞台を上演した事も何本も作品を書いた事など無く
過去にほんの少し演劇をかじっただけであり、昨年度劇作家協会様が主催されている戯曲セミナーに参加しただけの
素人に毛どころか産毛すらも生えていない様な者ですが、
演劇が好きであるという気持ちを信念に日々精進していきたいと思っております。

どうか皆様、何卒よろしくお願いいたします。

池田 恵
〆切本
2016年11月15日 (火) 20:11 | 編集
〆切本 表紙

 十二月第一週と第三週に拙作が上演されます。両方とも新作です。
 写真は執筆時に大変お世話になったその名も『〆切本』(左右社)。

〆切本 裏表紙

 刻々と迫る納期、頑として転がらないプロット。タバコの本数と、吸うためにベランダへ出る回数が頻繁になり、やけくそで昼寝をしては自己嫌悪に目覚める夕暮れどき、いつもこの本が私のそばにいてくれました。「みんな〆切と一緒に書いてるんだよ、〆切と一緒だから書けるんだよ。」そっとめくる頁から何度励まされ、涙ぐんだことでしょう。登場する作家の言葉と生態に、我が劇団の劇作家を当てはめて一人興じたこともありました。
 今は次作に向けて資料を集める日々。辛い時はまた『〆切本』を読み返すのだと思います。

 有吉朝子
忠臣蔵
2016年10月17日 (月) 05:14 | 編集
かなり長い間「山篭り」みたいな状態で、このブログにも投稿できずにいましたが、ようやくコメントを書ける状況になりましたので、本当に久しぶりに投稿します。

東京の半蔵門に古典芸能を中心に上演する国立劇場という劇場があります。そこが今年開場50周年を迎えたため、記念の公演が9月から来年3月まで次々と上演されることになっています。
そんな記念公演のラインナップの中で、大きな「目玉」となっているのが、歌舞伎『仮名手本忠臣蔵』の《3ヶ月連続完全通し上演》という企画です。

通称『忠臣蔵』というこの芝居は、「赤穂浪士の敵討」を題材にした浄瑠璃人形芝居(今で言う文楽)を歌舞伎化したもので、約250年前の初演以来現在に至るまで数え切れないほど再演が繰り返されている「大ヒット作」です。
しかも、現在は多くの歌舞伎作品が「見取り」(元来の脚本から好評な場面だけを選び、他の作品と並立して上演する形式)での上演なのに対して、この『忠臣蔵』は「通し」(興行上可能な上演時間内で、元来の脚本の主要な場面を序盤から終盤まで通して単品で上演する形式)での上演が多いので、まさに「超人気作品」と言えるのです。
しかし、いくら人気がある『忠臣蔵』でも、現代の社会状況からみて上演時間も限られますから、一日で全ての場面(大きく分けて11あります)を「通し上演」するのは無理なので、現行では昼夜二部制にしてそれぞれ3~4幕ぐらいに分けて上演する形式が一般的です。
そんな中で、今回の記念公演は3ヶ月にわたって「上演可能な場面を全て網羅した完全通し上演」(公演チラシより)で見せるという企画で、滅多に上演されない場面も含まれており、出演する役者陣も充実しているので、貴重な公演だと思います。

今月開幕した「第一部」では、高師直に侮辱を受けた塩冶判官が師直に斬り付けて切腹し、主君の無念を晴らすため家老の大星由良之介たち浪士が敵討を決意するまでを描きます。
そして今回は、いわゆる「サイドストーリー」のため普段は上演の稀な「桃井館」や「裏門」という場面も上演されています。これらの場面を含めて見ることで、今なお人気がある『忠臣蔵』という作品の魅力がわかると思います。

今まで歌舞伎を一度も見たことがない方も、何度か見たことがある方も、歌舞伎の魅力に触れる絶好のチャンスなので、お時間があれば劇場に足を運んではいかがでしょうか。(国立劇場なので、3階席ならチケット代が2,800円か1,800円でOK!)

校倉元
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