2022年12月12日 (月) 10:44 | 編集
『世界が私を嫌っても』
15日の初日を前に、先日、小屋入り直前の稽古場にお伺いしてきました。
私が伺ったのは、芝居の前半から中盤にかけての場面を通す稽古の日。
諏訪の田舎でトルストイやゾラとなることを夢見ながら、友人たちと笑い話に興じていた少女、平林たい子。
彼女が故郷を飛び出し、貧困や迫害、娘の死、作家として芽が出ぬ日々に挫折しかけながらも、故郷の友人の訪問をきっかけに奮起するまでを、見させて頂きました。
作者である有吉朝子さんが書き、小石川桃子さんの演じる平林たい子は、走る火の玉のような人です。
勢いが弱くなることはあっても、けして消えない炎をずっと抱えているような煌めきと、女性が自立し、書き、学ぶことにまだまだ偏見があった時代のむかい風から、それを必死にかばっているような切実さや怒りが、台詞や佇まいから発光しています。
本作には、平林たい子をはじめ、日本の歴史に名を遺した実在の作家達が大勢登場しますし、彼らの個人史と激動の時代は切り離せない関係があります。
作家としての栄えある功績や苦難、たい子が矜持や理想を戦わせる場面も見ごたえがありますが、そうした歴史のなかの大きな出来事だけではなく、まだ定まらない夢を語ることや友人同士で笑いあうこと。お弁当を喜んだり、幼い子のおしめを変え続ける暮らしのこと。病を得た友人に林檎をすりおろそうかと聞く日常もまた細やかに書かれているところが、個人的にとても好きです。
「林檎のシャクシャクという音を響かせたい」
「この場面の間に林檎を食べきるのを芝居の都合のように見せたくない。ちゃんと林檎を食べられるようにしたい」
「真面目な話をしようとしていることと、恋人を可愛いなと思う気持ちを同時に進行させてください」
稽古中は、ごく普通の人間の営為にも、演出家の西本由香さんの丁寧な目が配られています。
作家、平林たい子の人生を軸に、戦前、戦中、戦後の国の変遷の歴史も描く、大河ドラマのような本作。
戦争をはさむ歴史の、うねるような大きな流れを背景にしながらも、時に流転し、時に羽化を遂げる個人史の悲喜こもごもが、その波間にしっかりと浮きたっている様が、この劇の見どころになっています。
『世界が私を嫌っても』15日に初日の幕があがります。
おかげさまでお席の少ない回も出てきておりますが、以下の予約フォームからのご予約受付中です。
https://www.quartet-online.net/ticket/wj4rqze
公演情報はこちらから
http://gekisakka.blog100.fc2.com/blog-entry-674.html?sp
皆様のご来場をお待ちしております。
(文責:モスクワカヌ)
劇団劇作家主催12月公演 「日本の劇」戯曲賞2020佳作選出作品
平林たい子没後50周年記念
『世界が私を嫌っても』
脚本:有吉朝子(劇団劇作家)
演出:西本由香(文学座)
■あらすじ
明治38年、平林たい子は信州諏訪に生まれた。幼なじみの伊藤千代子と女学校へ進み卒業の夜、大作家を夢見て東京へ旅立つ。
「夢が無ければ死んだも同じ」と自らの信念に基づき行動するたい子。流浪の身となり我が子の死を経験する。林芙美子と本郷で共同生活、活動家となった千代子とも再会する。やがて流行作家に成長、夢を実現したかに見えた。しかし日本は戦争へ突き進み言論への弾圧が強まる。抵抗した彼女は捕らえられ病によってペンの持てない体となる。
世間には再起不能と思われたが敗戦後は文壇に復帰、「不死鳥」と称賛される。だが彼女の身辺に再び不穏な空気が漂うのだった…。
(この作品は実在の人物をモデルにしたフィクションです)
■会場:TACCS1179
〒161-0034
東京都新宿区上落合1-17-9
※西武新宿線「下落合」駅徒歩3分
※会場は地下にありエレベーター等の設備がありません。恐れ入りますが、車いすでのご入場が難しい旨あらかじめご了承ください。
■日時:2022年12月15日(木)~18日(日)
12月15日 14:00/19:00★
12月16日 14:00/19:00★
12月17日 13:00/18:00★
12月18日 13:00
※★ナイトチケット
※開場は開演の30分前
※12月16日(金)19:00はLIVE・アーカイブ配信をします
■チケット料金(全席自由)
一般:前売り4800円(当日5000円)
学生U-18:3500円
★ナイトチケット:4300円
障がい割引:2500円
配信:2000円(映像配信チケットはPeatixにて販売、詳細は後日発表)
※学生U-18は、学生の方、18歳以下の方のための割引チケット。当日受付で学生証もしくは年齢を確認できるものをご提示ください。
※障がい割引は、障がい者手帳(身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳)をお持ちの方にお求め頂けるチケット。当日受付にて障がい者手帳をご提示ください。


15日の初日を前に、先日、小屋入り直前の稽古場にお伺いしてきました。
私が伺ったのは、芝居の前半から中盤にかけての場面を通す稽古の日。
諏訪の田舎でトルストイやゾラとなることを夢見ながら、友人たちと笑い話に興じていた少女、平林たい子。
彼女が故郷を飛び出し、貧困や迫害、娘の死、作家として芽が出ぬ日々に挫折しかけながらも、故郷の友人の訪問をきっかけに奮起するまでを、見させて頂きました。
作者である有吉朝子さんが書き、小石川桃子さんの演じる平林たい子は、走る火の玉のような人です。
勢いが弱くなることはあっても、けして消えない炎をずっと抱えているような煌めきと、女性が自立し、書き、学ぶことにまだまだ偏見があった時代のむかい風から、それを必死にかばっているような切実さや怒りが、台詞や佇まいから発光しています。
本作には、平林たい子をはじめ、日本の歴史に名を遺した実在の作家達が大勢登場しますし、彼らの個人史と激動の時代は切り離せない関係があります。
作家としての栄えある功績や苦難、たい子が矜持や理想を戦わせる場面も見ごたえがありますが、そうした歴史のなかの大きな出来事だけではなく、まだ定まらない夢を語ることや友人同士で笑いあうこと。お弁当を喜んだり、幼い子のおしめを変え続ける暮らしのこと。病を得た友人に林檎をすりおろそうかと聞く日常もまた細やかに書かれているところが、個人的にとても好きです。
「林檎のシャクシャクという音を響かせたい」
「この場面の間に林檎を食べきるのを芝居の都合のように見せたくない。ちゃんと林檎を食べられるようにしたい」
「真面目な話をしようとしていることと、恋人を可愛いなと思う気持ちを同時に進行させてください」
稽古中は、ごく普通の人間の営為にも、演出家の西本由香さんの丁寧な目が配られています。
作家、平林たい子の人生を軸に、戦前、戦中、戦後の国の変遷の歴史も描く、大河ドラマのような本作。
戦争をはさむ歴史の、うねるような大きな流れを背景にしながらも、時に流転し、時に羽化を遂げる個人史の悲喜こもごもが、その波間にしっかりと浮きたっている様が、この劇の見どころになっています。
『世界が私を嫌っても』15日に初日の幕があがります。
おかげさまでお席の少ない回も出てきておりますが、以下の予約フォームからのご予約受付中です。
https://www.quartet-online.net/ticket/wj4rqze
公演情報はこちらから
http://gekisakka.blog100.fc2.com/blog-entry-674.html?sp
皆様のご来場をお待ちしております。
(文責:モスクワカヌ)
劇団劇作家主催12月公演 「日本の劇」戯曲賞2020佳作選出作品
平林たい子没後50周年記念
『世界が私を嫌っても』
脚本:有吉朝子(劇団劇作家)
演出:西本由香(文学座)
■あらすじ
明治38年、平林たい子は信州諏訪に生まれた。幼なじみの伊藤千代子と女学校へ進み卒業の夜、大作家を夢見て東京へ旅立つ。
「夢が無ければ死んだも同じ」と自らの信念に基づき行動するたい子。流浪の身となり我が子の死を経験する。林芙美子と本郷で共同生活、活動家となった千代子とも再会する。やがて流行作家に成長、夢を実現したかに見えた。しかし日本は戦争へ突き進み言論への弾圧が強まる。抵抗した彼女は捕らえられ病によってペンの持てない体となる。
世間には再起不能と思われたが敗戦後は文壇に復帰、「不死鳥」と称賛される。だが彼女の身辺に再び不穏な空気が漂うのだった…。
(この作品は実在の人物をモデルにしたフィクションです)
■会場:TACCS1179
〒161-0034
東京都新宿区上落合1-17-9
※西武新宿線「下落合」駅徒歩3分
※会場は地下にありエレベーター等の設備がありません。恐れ入りますが、車いすでのご入場が難しい旨あらかじめご了承ください。
■日時:2022年12月15日(木)~18日(日)
12月15日 14:00/19:00★
12月16日 14:00/19:00★
12月17日 13:00/18:00★
12月18日 13:00
※★ナイトチケット
※開場は開演の30分前
※12月16日(金)19:00はLIVE・アーカイブ配信をします
■チケット料金(全席自由)
一般:前売り4800円(当日5000円)
学生U-18:3500円
★ナイトチケット:4300円
障がい割引:2500円
配信:2000円(映像配信チケットはPeatixにて販売、詳細は後日発表)
※学生U-18は、学生の方、18歳以下の方のための割引チケット。当日受付で学生証もしくは年齢を確認できるものをご提示ください。
※障がい割引は、障がい者手帳(身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳)をお持ちの方にお求め頂けるチケット。当日受付にて障がい者手帳をご提示ください。


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2022年10月05日 (水) 21:50 | 編集
劇団劇作家の10月公演、リーディングミュージカル『KillerQueens!』稽古場レポ第2弾。
昨日は衣装パレード、宣伝動画撮影、スタッフの方々をお迎えしての、頭からラストまで通す稽古を行いました。
衣装つきの出演者がずらっと並んだところ、ネタバレになるので写真をあげられないのが残念ですが、圧巻です!

写真は衣装パレードをみてニッコニコの、音楽監督兼、歌唱指導兼、ピアニストという大活躍をされている三橋美笛さん。
柔和な笑顔で、テキパキと音楽稽古をすすめられる頼りになる方です。
衣装が揃い、スタッフキャストが揃い、日に日に『KillerQueens!』の、どこか地下の秘密クラブを思わせる華やかでゴージャスな劇世界が立ち上がっていきます。
それと同時に、強く美しく見える女性達が、呪いのような価値観に苦しめられ、因習に縛られていたり、現代の感覚からすると理不尽な社会制度のなかで抑圧されてきたという、彼女達の生きた時代や世界の闇も、鏡合わせのように見えてきます。


本作に登場する女性達は、そのほとんどが実在した殺人者です。
そして本作を観劇にいらっしゃるお客様方は、逆にほとんどの方が殺人とは無縁で、今後も「人殺し」とはご縁のない方だと思います。
「人殺し」なんて、それこそ異世界の怪物や宇宙人くらい遠い存在だと思えるかもしれません。
ちなみに本日のブログを書いているのは脚本を担当した作家ですが、私の好きな言葉に、『モモ』で有名な小説家ミヒャエル・エンデの書いた言葉があります。
「劇という遊戯が行われている間、あなたは倫理的必然性の外にいるのです。まさにそこにこそ芸術鑑賞における自由の体験があるのです。そして芸術とは遊戯の最高の様式だと、私は理解しています。」
『KillerQueens!』に登場する殺人者達は、倫理や法による秩序に支えられた現実のなかで、それぞれに裁きを受けました。
世界から吸血鬼やモンスターとして憎まれたキラーも少なくありません。
お客様の目には、彼女達はどんな人間に見えるでしょうか。
もしかしたらキラーズのなかにも、人殺しでない人間が触れられる部分があることや、自分とは縁がないと思っていたキラーズに、理解や共感できる部分があることが見えるかもしれません。
ご来場、または配信でご鑑賞頂くお客様には、本作を観るという体験のなかで、倫理的必然性に支えられた世界の枠の外にでることを、楽しんでもらえたらと思っております。
皆様のご観劇、ご鑑賞、お待ちしております。
【チケット予約フォーム】
https://www.quartet-online.net/ticket/killer_queens
【公演情報】
https://www.gekisakka.net/post/%E3%80%90%E5%85%AC%E6%BC%94%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%80%91%E5%8A%87%E5%9B%A3%E5%8A%87%E4%BD%9C%E5%AE%B610%E6%9C%88%E5%85%AC%E6%BC%94%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%80%8Ekiller-queens-%E3%80%8F%E3%80%90%E3%83%81%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E7%99%BA%E5%A3%B2%E4%B8%AD%E3%80%91
劇団劇作家10月公演
リーディングミュージカル
『Killer Queens!』
【ストーリー】
伝説のシリアルキラー、切り裂きジャックとならびたつ女性キラー「KillerQueen」の座をかけて、「マスター」を名乗る謎の司会者のもと、コンテストに集った8人の女性殺人者たち。
はたして「KillerQueen」の座は誰の手に…?
シリアルキラーズ×シスターフッドストーリー!!
【脚本】モスクワカヌ(劇団劇作家)
【演出】赤澤ムック
【音楽】伊藤靖浩
【会場】
TACCS1179
〒161-0034 東京都新宿区上落合1-17-9
西武新宿線 下落合駅下車 北口から徒歩約3分
※本公演の会場は地下にあり、エレベーター等の設備がございません。大変申し訳ありませんが、車いすでのご入場が難しい旨あらかじめご了承ください。
【日時】
2022年10月14日(金)~16日(日)
10/14(金) 19:00
10/15(土) 14:00/19:00
10/16(日) 11:30/16:00
※開場は開演の30分前です。
【チケット】全席自由
一般 4,000円
学生U-18 2,000円
障がい者割引 2,000円
配信チケット 1,500円
※学生U-18は、学生の方、18歳以下の方のための割引チケットです。当日受付にて学生証か、年齢を確認できるものをご提示ください。
※障がい者割引は、障がい者手帳(身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳)をお持ちの方にお求めいただけるチケットです。当日受付にて障がい者手帳をご提示ください。
【ライブ配信について】
■日時
2022年10月16日(日) 11:30
■アーカイブ販売期間
2022年10月30日(土) 23:00まで
■アーカイブ視聴期間
2022年10月31日(日) 23:55まで
ライブ配信チケット購入はこちらから
https://musicalkillerqueens.peatix.com/
【CAST】
伊藤 昌子
大田 翔
岡田 あがさ
小見 美幸
角島 美緒
神 由紀子(朱の会)
関森 絵美
竹内 真里
露詰 茉悠
中谷 弥生
(五十音順)
【お知らせ】
本公演は感染症対策の観点から、ご来場頂くお客様に以下の事項をお願いしております。
おそれいりますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
・入館される際、検温を実施いたします。検温にて 37.5℃ 以上の発熱が見られる方につきましては劇場内へのご入場をお断り致します。
・公演中に激しい咳や発熱など感染の疑いのあるお客様が発生した場合には、ご退席頂きます。
・ご来場の際には不織布マスク着用でお願い致します。
・入り口にアルコール除菌スプレーを設置し、除菌にご協力頂きます。
・受付やトイレなどに並ぶ場合には、できる限り間隔を開けてお並び下さい。
・出演者への差し入れ・プレゼントは受け付けておりません。
・終演後の出演者・スタッフとのご面会はできません。
【その他】
今回使用する劇場は、ロビーから客席までの移動手段が階段のみとなります。
そのため、大変恐れ入りますが、車椅子でのご入場が難しい旨、あらかじめご了承くださいませ。
ご観劇に際して、お問い合わせやご不明な点等ありましたらご相談ください。
昨日は衣装パレード、宣伝動画撮影、スタッフの方々をお迎えしての、頭からラストまで通す稽古を行いました。
衣装つきの出演者がずらっと並んだところ、ネタバレになるので写真をあげられないのが残念ですが、圧巻です!

写真は衣装パレードをみてニッコニコの、音楽監督兼、歌唱指導兼、ピアニストという大活躍をされている三橋美笛さん。
柔和な笑顔で、テキパキと音楽稽古をすすめられる頼りになる方です。
衣装が揃い、スタッフキャストが揃い、日に日に『KillerQueens!』の、どこか地下の秘密クラブを思わせる華やかでゴージャスな劇世界が立ち上がっていきます。
それと同時に、強く美しく見える女性達が、呪いのような価値観に苦しめられ、因習に縛られていたり、現代の感覚からすると理不尽な社会制度のなかで抑圧されてきたという、彼女達の生きた時代や世界の闇も、鏡合わせのように見えてきます。


本作に登場する女性達は、そのほとんどが実在した殺人者です。
そして本作を観劇にいらっしゃるお客様方は、逆にほとんどの方が殺人とは無縁で、今後も「人殺し」とはご縁のない方だと思います。
「人殺し」なんて、それこそ異世界の怪物や宇宙人くらい遠い存在だと思えるかもしれません。
ちなみに本日のブログを書いているのは脚本を担当した作家ですが、私の好きな言葉に、『モモ』で有名な小説家ミヒャエル・エンデの書いた言葉があります。
「劇という遊戯が行われている間、あなたは倫理的必然性の外にいるのです。まさにそこにこそ芸術鑑賞における自由の体験があるのです。そして芸術とは遊戯の最高の様式だと、私は理解しています。」
『KillerQueens!』に登場する殺人者達は、倫理や法による秩序に支えられた現実のなかで、それぞれに裁きを受けました。
世界から吸血鬼やモンスターとして憎まれたキラーも少なくありません。
お客様の目には、彼女達はどんな人間に見えるでしょうか。
もしかしたらキラーズのなかにも、人殺しでない人間が触れられる部分があることや、自分とは縁がないと思っていたキラーズに、理解や共感できる部分があることが見えるかもしれません。
ご来場、または配信でご鑑賞頂くお客様には、本作を観るという体験のなかで、倫理的必然性に支えられた世界の枠の外にでることを、楽しんでもらえたらと思っております。
皆様のご観劇、ご鑑賞、お待ちしております。
【チケット予約フォーム】
https://www.quartet-online.net/ticket/killer_queens
【公演情報】
https://www.gekisakka.net/post/%E3%80%90%E5%85%AC%E6%BC%94%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%80%91%E5%8A%87%E5%9B%A3%E5%8A%87%E4%BD%9C%E5%AE%B610%E6%9C%88%E5%85%AC%E6%BC%94%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%80%8Ekiller-queens-%E3%80%8F%E3%80%90%E3%83%81%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E7%99%BA%E5%A3%B2%E4%B8%AD%E3%80%91
劇団劇作家10月公演
リーディングミュージカル
『Killer Queens!』
【ストーリー】
伝説のシリアルキラー、切り裂きジャックとならびたつ女性キラー「KillerQueen」の座をかけて、「マスター」を名乗る謎の司会者のもと、コンテストに集った8人の女性殺人者たち。
はたして「KillerQueen」の座は誰の手に…?
シリアルキラーズ×シスターフッドストーリー!!
【脚本】モスクワカヌ(劇団劇作家)
【演出】赤澤ムック
【音楽】伊藤靖浩
【会場】
TACCS1179
〒161-0034 東京都新宿区上落合1-17-9
西武新宿線 下落合駅下車 北口から徒歩約3分
※本公演の会場は地下にあり、エレベーター等の設備がございません。大変申し訳ありませんが、車いすでのご入場が難しい旨あらかじめご了承ください。
【日時】
2022年10月14日(金)~16日(日)
10/14(金) 19:00
10/15(土) 14:00/19:00
10/16(日) 11:30/16:00
※開場は開演の30分前です。
【チケット】全席自由
一般 4,000円
学生U-18 2,000円
障がい者割引 2,000円
配信チケット 1,500円
※学生U-18は、学生の方、18歳以下の方のための割引チケットです。当日受付にて学生証か、年齢を確認できるものをご提示ください。
※障がい者割引は、障がい者手帳(身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳)をお持ちの方にお求めいただけるチケットです。当日受付にて障がい者手帳をご提示ください。
【ライブ配信について】
■日時
2022年10月16日(日) 11:30
■アーカイブ販売期間
2022年10月30日(土) 23:00まで
■アーカイブ視聴期間
2022年10月31日(日) 23:55まで
ライブ配信チケット購入はこちらから
https://musicalkillerqueens.peatix.com/
【CAST】
伊藤 昌子
大田 翔
岡田 あがさ
小見 美幸
角島 美緒
神 由紀子(朱の会)
関森 絵美
竹内 真里
露詰 茉悠
中谷 弥生
(五十音順)
【お知らせ】
本公演は感染症対策の観点から、ご来場頂くお客様に以下の事項をお願いしております。
おそれいりますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
・入館される際、検温を実施いたします。検温にて 37.5℃ 以上の発熱が見られる方につきましては劇場内へのご入場をお断り致します。
・公演中に激しい咳や発熱など感染の疑いのあるお客様が発生した場合には、ご退席頂きます。
・ご来場の際には不織布マスク着用でお願い致します。
・入り口にアルコール除菌スプレーを設置し、除菌にご協力頂きます。
・受付やトイレなどに並ぶ場合には、できる限り間隔を開けてお並び下さい。
・出演者への差し入れ・プレゼントは受け付けておりません。
・終演後の出演者・スタッフとのご面会はできません。
【その他】
今回使用する劇場は、ロビーから客席までの移動手段が階段のみとなります。
そのため、大変恐れ入りますが、車椅子でのご入場が難しい旨、あらかじめご了承くださいませ。
ご観劇に際して、お問い合わせやご不明な点等ありましたらご相談ください。
2022年10月02日 (日) 16:05 | 編集
劇団劇作家の10月公演、リーディングミュージカル『KillerQueens!』
初日を約2週間後に控え、10月最初の1日も稽古に励みました。
こちらの劇団ブログでは、『KillerQueens!』初日まで、稽古場レポをお届けできたらと思います!
さて、劇団劇作家では昨年の『ヴェガとアルテオ』に続く第2弾となるリーディングミュージカル、『KillerQueens!』。
ミュージカルですがリーディングでもあるので、出演者は皆手に台本をもち、歌い、動き、演じます。
リーディングというと、出演者が1列に並んで、台本を見ながら台詞だけで芝居をすすめていく、というイメージがあるかと思いますが、赤澤ムック氏の演出するリーディング、台本をもつということは大切にしつつ、キャラクター同士の関係性がわかりやすい位置、大胆な動き、リーディングの様式ならではの演出もどんどんついて、大変エキサイティングです。
出演者の皆様も、演出家からの提案を受け取り、返し、さらにそこに自分なりの創意工夫、キラー味を盛って、どんどん生き生きと動いていきます。
劇中の設定では、8人の女キラー達の中からクイーンを決めるコンテストのなかで、女達が競演することが見所となっていますが、実際の上演では、それぞれにもってる武器の違う10人の俳優達の共演を、おおいに楽しんで頂けると思います。
リーディングミュージカル『KillerQueens!』、大勢のお客様と共に幕をあげたい作品です。
劇場で、配信で、ご観劇頂けましたら幸いです。
皆様のご来場、お待ちしております。
【公演情報】
https://www.gekisakka.net/post/%E3%80%90%E5%85%AC%E6%BC%94%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%80%91%E5%8A%87%E5%9B%A3%E5%8A%87%E4%BD%9C%E5%AE%B610%E6%9C%88%E5%85%AC%E6%BC%94%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%80%8Ekiller-queens-%E3%80%8F%E3%80%90%E3%83%81%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E7%99%BA%E5%A3%B2%E4%B8%AD%E3%80%91
【チケット予約フォーム】
https://www.quartet-online.net/ticket/killer_queens
劇団劇作家10月公演
リーディングミュージカル
『Killer Queens!』
【脚本】モスクワカヌ(劇団劇作家)
【演出】赤澤ムック
【音楽】伊藤靖浩
【会場】
TAC CS1179
〒161-0034 東京都新宿区上落合1-17-9
西武新宿線 下落合駅下車 北口から徒歩約3分
【日時】
2022年10月14日(金)~16日(日)
10/14(金) 19:00
10/15(土) 14:00/19:00
10/16(日) 11:30/16:00
※開場は開演の30分前です。
【チケット】全席自由
一般 4,000円
学生U-18 2,000円
障がい者割引 2,000円
配信チケット 1,500円
【チケット予約フォーム】
https://www.quartet-online.net/ticket/killer_queens
【ライブ配信について】
■日時
2022年10月16日(日) 11:30
■アーカイブ販売期間
2022年10月30日(土) 23:00まで
■アーカイブ視聴期間
2022年10月31日(日) 23:55まで
ライブ配信チケット購入はこちらから
https://musicalkillerqueens.peatix.com/
【CAST】
伊藤 昌子
大田 翔
岡田 あがさ
小見 美幸
角島 美緒
神 由紀子(朱の会)
関森 絵美
竹内 真里
露詰 茉悠
中谷 弥生
(五十音順)

初日を約2週間後に控え、10月最初の1日も稽古に励みました。
こちらの劇団ブログでは、『KillerQueens!』初日まで、稽古場レポをお届けできたらと思います!
さて、劇団劇作家では昨年の『ヴェガとアルテオ』に続く第2弾となるリーディングミュージカル、『KillerQueens!』。
ミュージカルですがリーディングでもあるので、出演者は皆手に台本をもち、歌い、動き、演じます。
リーディングというと、出演者が1列に並んで、台本を見ながら台詞だけで芝居をすすめていく、というイメージがあるかと思いますが、赤澤ムック氏の演出するリーディング、台本をもつということは大切にしつつ、キャラクター同士の関係性がわかりやすい位置、大胆な動き、リーディングの様式ならではの演出もどんどんついて、大変エキサイティングです。
出演者の皆様も、演出家からの提案を受け取り、返し、さらにそこに自分なりの創意工夫、キラー味を盛って、どんどん生き生きと動いていきます。
劇中の設定では、8人の女キラー達の中からクイーンを決めるコンテストのなかで、女達が競演することが見所となっていますが、実際の上演では、それぞれにもってる武器の違う10人の俳優達の共演を、おおいに楽しんで頂けると思います。
リーディングミュージカル『KillerQueens!』、大勢のお客様と共に幕をあげたい作品です。
劇場で、配信で、ご観劇頂けましたら幸いです。
皆様のご来場、お待ちしております。
【公演情報】
https://www.gekisakka.net/post/%E3%80%90%E5%85%AC%E6%BC%94%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%80%91%E5%8A%87%E5%9B%A3%E5%8A%87%E4%BD%9C%E5%AE%B610%E6%9C%88%E5%85%AC%E6%BC%94%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%80%8Ekiller-queens-%E3%80%8F%E3%80%90%E3%83%81%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E7%99%BA%E5%A3%B2%E4%B8%AD%E3%80%91
【チケット予約フォーム】
https://www.quartet-online.net/ticket/killer_queens
劇団劇作家10月公演
リーディングミュージカル
『Killer Queens!』
【脚本】モスクワカヌ(劇団劇作家)
【演出】赤澤ムック
【音楽】伊藤靖浩
【会場】
TAC CS1179
〒161-0034 東京都新宿区上落合1-17-9
西武新宿線 下落合駅下車 北口から徒歩約3分
【日時】
2022年10月14日(金)~16日(日)
10/14(金) 19:00
10/15(土) 14:00/19:00
10/16(日) 11:30/16:00
※開場は開演の30分前です。
【チケット】全席自由
一般 4,000円
学生U-18 2,000円
障がい者割引 2,000円
配信チケット 1,500円
【チケット予約フォーム】
https://www.quartet-online.net/ticket/killer_queens
【ライブ配信について】
■日時
2022年10月16日(日) 11:30
■アーカイブ販売期間
2022年10月30日(土) 23:00まで
■アーカイブ視聴期間
2022年10月31日(日) 23:55まで
ライブ配信チケット購入はこちらから
https://musicalkillerqueens.peatix.com/
【CAST】
伊藤 昌子
大田 翔
岡田 あがさ
小見 美幸
角島 美緒
神 由紀子(朱の会)
関森 絵美
竹内 真里
露詰 茉悠
中谷 弥生
(五十音順)

2014年01月18日 (土) 02:20 | 編集
本番まであと数日。『冥土喫茶』は「劇読み」一番で上演です。
この題材は長く、私の心の底にくすぶっていたのでとにかく書きたい、書かなければならない、書いておきたい思いが書かかせました。これが劇団劇作家の劇読みで上演できることになり本当に幸せです。
お稽古をする度に役者さんの熱が上がってきます。
演出家の山本健翔さんが台本を深く深く読み込んでくださり、役者さんに一言一言台詞の裏の心理を説明してくださるので役者さん達も役になりきってきます。役者さんがそれぞれに立ち上がってくるのを見るのはぞくぞくするほど興奮します。
これは、以前書いた『若草物語』の続編みたいなもの。『若草物語』は三人の友人ですが今度は三人姉妹。長女役の藤あゆみさんはいままで『若草物語』『ざっとむがしあっとこさ』で主役を演じてくださり天衣無縫の長女役を見事に演じてくださいます。次女役の菅野園子さんは旗揚げ公演の『佳子のさくら』に出てくださった東宝現代劇の女優さん。恋の告白は聞いていて本当にしびれます。三女役のささいけい子さんは劇読み初登場です。とにかく三女はオペラのアリアを歌うシーンがふんだんに出てきます。歌手でもあるささいけい子さんの演技と歌が必見です。謎めいた後輩に青年劇場の伊藤めぐみさん。実年齢より20歳も上の難しい役。青年劇場の素晴らしい演技の娘役から中年の悩める女の役作りに取り組んでくれています。次女の恋する相手に俳優座の神山寛さん。さすが神山寛さん! 大ベテランの神山さんが『冥土喫茶』に出演してくださる幸せ。元教師に清水ひろみさん、元教師の毅然とした役を見事に演じ芝居の中も緊張します。八十六歳で現役の開業医役の原陽三さん。現役の開業医役を力強く演じてくださいます。ト書きの穴泥美さん。今年から宍戸裕美さんから改名されました。大きな飛躍を望んで取り組んでくださっています。
以上のチームと瀬戸あずささんの照明、青木タクヘイさんの音響で舞台は展開します。今回はコンサートのような舞台で楽器を演奏するように台詞を読むことになります。
皆様、『冥土喫茶』をお楽しみください。
佐藤喜久子
この題材は長く、私の心の底にくすぶっていたのでとにかく書きたい、書かなければならない、書いておきたい思いが書かかせました。これが劇団劇作家の劇読みで上演できることになり本当に幸せです。
お稽古をする度に役者さんの熱が上がってきます。
演出家の山本健翔さんが台本を深く深く読み込んでくださり、役者さんに一言一言台詞の裏の心理を説明してくださるので役者さん達も役になりきってきます。役者さんがそれぞれに立ち上がってくるのを見るのはぞくぞくするほど興奮します。
これは、以前書いた『若草物語』の続編みたいなもの。『若草物語』は三人の友人ですが今度は三人姉妹。長女役の藤あゆみさんはいままで『若草物語』『ざっとむがしあっとこさ』で主役を演じてくださり天衣無縫の長女役を見事に演じてくださいます。次女役の菅野園子さんは旗揚げ公演の『佳子のさくら』に出てくださった東宝現代劇の女優さん。恋の告白は聞いていて本当にしびれます。三女役のささいけい子さんは劇読み初登場です。とにかく三女はオペラのアリアを歌うシーンがふんだんに出てきます。歌手でもあるささいけい子さんの演技と歌が必見です。謎めいた後輩に青年劇場の伊藤めぐみさん。実年齢より20歳も上の難しい役。青年劇場の素晴らしい演技の娘役から中年の悩める女の役作りに取り組んでくれています。次女の恋する相手に俳優座の神山寛さん。さすが神山寛さん! 大ベテランの神山さんが『冥土喫茶』に出演してくださる幸せ。元教師に清水ひろみさん、元教師の毅然とした役を見事に演じ芝居の中も緊張します。八十六歳で現役の開業医役の原陽三さん。現役の開業医役を力強く演じてくださいます。ト書きの穴泥美さん。今年から宍戸裕美さんから改名されました。大きな飛躍を望んで取り組んでくださっています。
以上のチームと瀬戸あずささんの照明、青木タクヘイさんの音響で舞台は展開します。今回はコンサートのような舞台で楽器を演奏するように台詞を読むことになります。
皆様、『冥土喫茶』をお楽しみください。
佐藤喜久子
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