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劇団劇作家ブログ
現在、劇団劇作家に参加している劇作家がお送りする日常のあれこれ
「ドールハウス」
2010年01月22日 (金) 06:44 | 編集
2月中頃に上記の舞台へ出演するため、お稽古の毎日です。
(だるまちっくシアター 2010年2月13日(土)~21日(日)、アトリエだるま座にて)
作品は劇団員の錦織伊代が執筆したキャバクラの話です。男性が好む女性(ドール)を演じているキャバクラ嬢たちが、様々な事件を通じてそのお人形の「仮面」を剥がし、真実と本音が噴出させていく、という作品です。女性はみんなキャバ嬢の役なので、濃いめのメイクに、つけまつげ。そのメイクが本音を隠す「仮面」の役割を担っています。

ところで、作家の塩野七生は「隠すために化粧するなんてつまらない」という意味のことを書いていたかと思いますが、彼女いわく「内在するなにものかを引き出すために」化粧はあるのだそうです。「ドール」では「仮面」(つまり「化粧」)という言葉がプラスにもマイナスにも使われているのですが、塩野氏の語る化粧の意味もまた面白いと思いました。

たしかに、お化粧や着る服、言葉使い、立ち居振る舞いで、人の評価ではなくまず自分が変わる。というか引き出され、交換される感じがします。場所によって、出会う人によっても、性格が変化するようにも思います。文章も明朝体で打つときと、丸ゴシック体で打つ時とは言葉づかいと表現が違います。それが嫌ではなく、嬉しくもなく、自然とそうなる。ということは、私は未だに仮面を被るほどの自我が確立されていないのでしょうか?

あ、でも多分、よそ様がご覧になれば、まぎれもなくあんたはあんただよ、ということになるのでしょうが……。

有吉朝子
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