2013年12月31日 (火) 03:43 | 編集
私が書いた『五臓六腑色懺悔』という作品が、今回初めて『劇読み!』で上演されることになり、その1回目の稽古が先日ありましたので、大変遅くなりましたがご報告します。
この作品は、「精神的に混乱して昏睡状態に陥った男の体内に、昔彼を捨てた母親が入り込み、内臓たちと話をする」というSF的な設定で、登場する役柄のほとんどが内臓という荒唐無稽なお芝居です。さらに、母親自身も自殺未遂で生死の境にいるという設定のため、いわゆる「現実世界で生きている人間」が一人も登場しないという変わったお芝居です。
一方、この作品は、演じてくださる役者さんの数が16人と今回の『劇読み!』で最も多いので、初めて立ち会った稽古場では、個性的な多くの役者さんたちが、それぞれに工夫を凝らして内臓を演じてくださるという、実に奇妙かつ愉快な光景が繰り広げられました。
この珍妙な芝居を書いたのは私ですが、もちろん実際に「内臓の話し声」を聞いたことはありません。しかし、さすが役者さんです。演出してくださる健翔さんの的確なアドバイスもあって、見事に内臓に変身しようと取り組んでくださいました。
自分で書いたとはいえ、現実では聞けない「内臓の話し声」が、役者さんの身体を通して目の前で再現されるという体験は、とても刺激的なものでした。
この後の稽古で、〈内臓変身の術〉に磨きが掛かり、本番の舞台で《内臓たちを中心に繰り広げられる体内ショー》が見られるかと思うと、今からワクワクします。どうぞご期待ください!
校倉 元
この作品は、「精神的に混乱して昏睡状態に陥った男の体内に、昔彼を捨てた母親が入り込み、内臓たちと話をする」というSF的な設定で、登場する役柄のほとんどが内臓という荒唐無稽なお芝居です。さらに、母親自身も自殺未遂で生死の境にいるという設定のため、いわゆる「現実世界で生きている人間」が一人も登場しないという変わったお芝居です。
一方、この作品は、演じてくださる役者さんの数が16人と今回の『劇読み!』で最も多いので、初めて立ち会った稽古場では、個性的な多くの役者さんたちが、それぞれに工夫を凝らして内臓を演じてくださるという、実に奇妙かつ愉快な光景が繰り広げられました。
この珍妙な芝居を書いたのは私ですが、もちろん実際に「内臓の話し声」を聞いたことはありません。しかし、さすが役者さんです。演出してくださる健翔さんの的確なアドバイスもあって、見事に内臓に変身しようと取り組んでくださいました。
自分で書いたとはいえ、現実では聞けない「内臓の話し声」が、役者さんの身体を通して目の前で再現されるという体験は、とても刺激的なものでした。
この後の稽古で、〈内臓変身の術〉に磨きが掛かり、本番の舞台で《内臓たちを中心に繰り広げられる体内ショー》が見られるかと思うと、今からワクワクします。どうぞご期待ください!
校倉 元
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