2017年07月09日 (日) 15:54 | 編集
気になっていた『誤植読本』を読みました。
(『増補版 誤植読本』高橋輝次編著、ちくま文庫)
書籍になっていないので正確には「誤植」に当たりませんが
恥ずかしいことにこの私
原稿における文字の変換ミス
×幕×場の数字の入れ間違いは言うに及ばず
あろうことか××役が話すべきセリフを○○役に割当て(!)
それを上演団体へ渡した後に発見したが(!)
すでに俳優がしっかり覚えてしまっていた(!)
という最悪の失敗を経験しています。
気づいた瞬間、地面が割れるかと思いました。
そんなわけで『誤植読本』。
「校正の神様」「奇跡のような発見」の数々が紹介されており
例えば15ページに渡る「インボリウト函数表」から
数字のミスを見つけ出した、なんて話も。
「ところが、その結果、青チェックのついた校正刷りを返された成瀬研究所のほうは大騒ぎになった。なぜなら、成瀬政男は、その『歯車』という本のなかで、国際的に公認されていたインボリウト函数表のなかの数字のあやまりを四ヶ所指摘していたが、もしもその青チェックが正しいとすれば、精魂をこめたにもかかわらず、まだ見おとしが一つあったということになるからである。」
プロ中のプロの神業にただただ驚かされます。
有吉朝子
(『増補版 誤植読本』高橋輝次編著、ちくま文庫)
書籍になっていないので正確には「誤植」に当たりませんが
恥ずかしいことにこの私
原稿における文字の変換ミス
×幕×場の数字の入れ間違いは言うに及ばず
あろうことか××役が話すべきセリフを○○役に割当て(!)
それを上演団体へ渡した後に発見したが(!)
すでに俳優がしっかり覚えてしまっていた(!)
という最悪の失敗を経験しています。
気づいた瞬間、地面が割れるかと思いました。
そんなわけで『誤植読本』。
「校正の神様」「奇跡のような発見」の数々が紹介されており
例えば15ページに渡る「インボリウト函数表」から
数字のミスを見つけ出した、なんて話も。
「ところが、その結果、青チェックのついた校正刷りを返された成瀬研究所のほうは大騒ぎになった。なぜなら、成瀬政男は、その『歯車』という本のなかで、国際的に公認されていたインボリウト函数表のなかの数字のあやまりを四ヶ所指摘していたが、もしもその青チェックが正しいとすれば、精魂をこめたにもかかわらず、まだ見おとしが一つあったということになるからである。」
プロ中のプロの神業にただただ驚かされます。
有吉朝子
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