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劇団劇作家ブログ
現在、劇団劇作家に参加している劇作家がお送りする日常のあれこれ
神経と私
2011年01月17日 (月) 20:45 | 編集
人生で一度だけ虫歯になったことがある。

左奥歯にできたそれは意外に深く、七年前に神経を抜いた。

昨日、七年ぶりにそこが痛み出した。
歯の痛みというのは逃げようがない。
昨日私と行動をともにしなければならなかった妹には
「『歯が痛い』を聞き飽きた」と言われた。

神経を抜いてあるはずなのに痛むということは、
もしかして神経がまた育っているのかもしれない。

私は少し嬉しくなった。

この痛みは神経が育っているということなのだ。
今度は抜かないで、この痛みと向き合ってみるべきではなかろうか。

しかし痛い。

今日、歯医者に行った。
被せてある銀歯を外し、土台を外し、歯科医はさまざまな機械やねじを私の口に入れては出し、
ワイルドな痛みに満ちた数十分が過ぎた。
「患部に薬を塗りました。来週腫れがひいたら銀歯を被せます」

歯科医はそう言うが、私の知りたい情報はまだ明かされていない。
私はどきどきしながら尋ねた。
「神経がまた育っているのでしょうか」

歯科医は答えた。
「いいえ、前に神経があった部屋が化膿しているだけです」

人間は、神経がなくても痛みを覚えるらしい。
体のしくみの複雑さは、私が頭で考えられる範囲を軽々と超えている。

守夏代
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コメント
この記事へのコメント
お大事に
痛そう...大変だったね。神経が無くても、化膿して痛みを感じていたとは。人間の体の仕組みは不思議だね!
2011/01/20(木) 22:39:40 | URL | かほり #5Nsb3d.o[編集]
大分良くなりました
かほり、あのかほりだよね?
コメントありがとう!
2011/01/25(火) 21:01:45 | URL | もりなつよ #-[編集]
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