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劇団劇作家ブログ
現在、劇団劇作家に参加している劇作家がお送りする日常のあれこれ
劇団員の坂本鈴とモスクワカヌのプロデュース公演『高校演劇マルシェ』30日~31日@中野あくとれ
2018年03月28日 (水) 12:01 | 編集
雪がふったかと思えば春爛漫な今日この頃。
皆様お元気でお過ごしでしょうか

お花見日和な今週ですが、私モスクワカヌと坂本鈴は、花より舞台、な週末を過ごしております。

実は今週30日(金)と31日(土)に、2人が中心となり『高校演劇マルシェ』という高校演劇のプロデュース公演を行うのです。
「この上演はもっと多くの人に観てもらいたい!」と思った高校生たちの演劇を、岩手と大阪から東京の劇場にお呼びして上演しようという企画です。

大阪の高校4年生たちによるモスクワカヌ脚本のセミドキュメンタリー、「※この高校4年生はフィクションです」と、岩手の高校生たちによる坂本鈴脚本のPOPで王道な学園恋愛バトルものの「絶対恋愛王政」の2本立てで、どちらも「高校演劇」の枠におさまらない魅せる力をもった舞台です。

2日間4ステージと公演回数が限られておりますが、我らが惚れ込んだ高校生たちの舞台を、多くの方にご紹介したいです。

30日14時からの初日は、劇団劇作家代表の篠原久美子さんをアフタートークゲストにお迎えいたします

年度末のお忙しい時期ですが、皆様のご来場をお待ちしております。

ご予約はこちらから→https://ticket.corich.jp/apply/89878/

高校演劇マルシェfeat.劇作家女子会。
『高校演劇マルシェ』

岩手県盛岡市立高校演劇部
『絶対恋愛王政』
作:坂本鈴

大阪府立桃谷高校文芸部ドラマ班
『※この高校4年生はフィクションです。』
作:モスクワカヌ

劇場
中野あくとれ
東京都中野区中野2-11-2 サン中野マンションB1F
JR、東京メトロ東西線中野駅南口改札より徒歩約3分

日時
2018年3月30日(金)~31日(土) 全4ステージ
3月30日(日) 14:00/19:00
3月31日(土) 12:00/16:00

チケット
前売:2000円
当日:2300円
中高生:1000円
応援:2500円
※応援チケットとは
…応援チケットの売上の一部を出場校の遠征費補助にあてさせていただきます。また、応援チケットをご購入された方には、各校からのメッセージカードをお渡しする予定です!

公演は『絶対恋愛王政』『※この高校4年生はフィクションです。』の2演目が同時上演となります。
上演時間は約100分を予定しております。
※開場および受付開始は開演時間の30分前です。
※すべての回にアフタートークがございます。

アフタートークゲスト
3月30日14:00
林成彦 氏(高校演劇サミット プロデューサー) × 篠原久美子 氏(劇団劇作家)

3月30日19:00
岩崎雅高 氏(天ノ川最前線) × 那須愛美 氏(演劇ユニット・チュム)

3月31日12:00
盛岡市立高校演劇部顧問 × 桃谷高校文芸部ドラマ班顧問

3月31日16:00
オノマリコ、黒川陽子、坂本鈴、モスクワカヌ(劇作家女子会。)

あっという間に新年
2018年01月17日 (水) 10:46 | 編集
昨年に引き続き、本年も新年のご挨拶が遅れましてすみません。
相変わらず、筆不精の劇団劇作家です。
作家集団なのに筆不精、いや、作家集団だからこそ筆不精なのか…。
反省しきりでございます。そして、その筆頭が、代表の私でございます。

せっかく新年ですので、今年の抱負など。
といっても、全く個人的なことですが。

今年の抱負は二つ。
●「自分をあきらめない」
●「毎日こつこつ」

うわー、普通ですねー。これもう、普通過ぎて、できないことのベスト1ですね!(笑)

かなり昔の作品ですが、登場人物の一人が夢をあきらめるミュージカルを書いたことがあります。
世の中に流布している「夢はあきらめなければ必ず叶う」という言葉がとても危険なものに思え、若者が、がむしゃらに頑張ってあきらめないことでボロボロになって「こんなに頑張ったのにダメなのは自分がダメだからだ」と死にたくなったりしなければいいけれど…、と心配のあまりに入れたエピソードでした。自分もまたそういう若者だったからなんですねけど(笑)。きっとこの世界には、若者や子どもたちに、「高く飛べ!」と言ってくれるおとなと、「落ちても大丈夫だからね」と下でマットレス敷くおとなの両方が必要で、どうも私は後者のようです。その作品の中で、夢をあきらめた友達に言うセリフとして、私はこんな言葉を書いていました。
「夢を捨てないことより自分を捨てないことを選んだんだ、偉いよ」

昔書いた自分の言葉が今の自分に話しかけて来るようです。
日々の仕事や勉強や日常のちょっとした事の中で、私たちは日々選択を繰り返しています。そのなかで、「やりたいことをあきらめたのか自分自身をあきらめたのか」と、最近、思うことがあります。好奇心のままにやりたいと思ったことをいくつやってみていくつあきらめても、それは笑い話でかなわない。けれど、「今あきらめたのは、やることじゃなくて自分自身だ」と思う局面に出会ったとき、それは、「やること」そのものの問題ではなくなる…。
そんなとき、立ち止まって、「自分をあきらめない」と、心に呟けたらいいなぁ…と、むっちゃ負けてあきらめそうな「へたれ」の私はそう思いましたとさ。

そしてもう一つ、「毎日こつこつ」。
今、今年が16日目ですが、今のところ続いています。わぁ、すごい!
これがいつまでもつやら…と考えた時点でできない前提になるので、ごたいそうには考えずに、やれたらと思います。
もしもこれができたら、もはや人が変わったってことだな…って、今までどんだけ続けることがダメダメだったんだって話ですね。(笑)

こんなんですが、本年もどうぞよろしくお願いします。

篠原久美子


書き直しの終わるとき
2017年11月20日 (月) 07:50 | 編集
書き直しても書き直しても続く書き直しの、何度目かの書き直しが脱稿した。きっとまた書き直しは続くのだろうけど。
昔、ある、大好きな劇作家さんから、「早く書きあげるから書き直しになるんだよ。」という、実に的確なアドバイスを受けたことがある。それが有効かどうかはおいとくとしても、もはや、「書き直しが終わることは永遠にないのではないか」と思う心境が続くと、自然と頭に、詩が浮かぶ境地に至る。

書き直せど書き直せど、わが芝居終わらず、じっと壁を見る

書き直しても、ひとり

らくになりたい、えんじぇるになりたい

この赤丸のカレンダーのしたに、
ひとつのパソコンをおくがいい
まるのプレッシャーにたえかねて、
パソコンはひとりでに書き出すだろう…
(ああ、そうなったらいいのに…)

高校時代に友だちと遊びでやった心理テストで、困難に立ち向かうときのタイプとして「空想に頼る現実逃避」と出て爆笑したが、その癖はまだかなり残っている。今、もしも私にタイム・マシンがあったら、未来に行って自分の芝居の初日を見て台本を書くのに…! なんだろう、このパラドックス。
「書き直しの終わるとき」って短編小説が書けそうですが、もし、本当に、いつの日か、この書き直しが終わる、奇跡のような日が訪れたなら、思いっきり、ボランティアがしたい…!
東北に行きたい、マザー・テレサの家で手で洗濯して、子どもたちをだっこしたい…! 
という夢を語ったら、劇作家の黒川陽子さんに、「欲望が清いですねー」と言われる。さすが黒川さん、言葉選びが秀逸すぎです!

さて。短い「脱稿と書き直しの間」。本を読もう、芝居を観よう、映画を見よう。

篠原久美子
再演されます
2017年11月06日 (月) 07:55 | 編集
有吉です。
今年6月に上演された「ぼく自身のうた」。
「鎌倉アカデミア」を描いた作品です。
卒業生や関係者の方が見てくださって、再演が決まりました。

「リトルボートストーリー2 ぼく自身のうた」
11月26日(日)13時~ 
浄土宗大本山光明寺 開山堂にて

お寺の講堂をお借りしての1ステージ
何故お寺かといえば、ここがアカデミア発祥の地なのです。
上演後にアフタートークも予定されています。

お問い合わせ
080-4138-4701
k_actors@yahoo.co.jp
鎌倉アクターズワークショップ

料金は2000円です。
お待ちしています。

有吉朝子
約一年間の芝居
2017年10月31日 (火) 07:51 | 編集
久しぶりに投稿します。
去年、国立劇場が五十周年を迎えて十月から今年の三月まで数々の記念公演を開催しました。全てのプログラムを見ることは出来ませんでしたが、それでもかなり多くの公演を見ることが出来ました。そこで、その記念公演を中心にして、去年の十月から今月に至るまでの約一年に見た舞台の中から印象に残った作品を列挙して箇条書き的にコメントしてみようかと思います。(そんな趣旨に従って、「記念公演」と「その他」「別項」に分けて上演順にコメントすることにします。)

【国立劇場五十周年記念公演】
○歌舞伎『仮名手本忠臣蔵』(10月~12月/3ヶ月に分けての全段通し上演)
記念公演の目玉企画として、普段はあまり上演されることのない場面も含めて可能な限り全段を通し上演したもので、そういう意味でも価値ある公演だった。珍しい場面も、それなりに面白かったが、全段の中では役者陣の充実度も含め11月の《五・六・七段目》が一番よかった。
○文楽『仮名手本忠臣蔵』(12月/昼夜通し)
ベテランの引退が続き、技芸員の少ない現状の中で「通し」が可能なのかと見る前には心配だったが、中堅・若手の頑張りで見応えのある舞台になった。細かいことはさておき、休憩を除いても昼夜通して十時間近く芝居を見続けて飽きなかったのだから、それだけでも凄い。
○淡路人形芝居『賤ヶ嶽七本槍』(1月)
文楽以外で現在も上演が続いている数少ない民俗芸能の浄瑠璃系人形芝居を東京で観劇できたのは有難かった。
○琉球芸能公演『醜童/谷茶前/執心鐘入/他』(3月)
眼目の組踊『執心鐘入』だけでなく、滑稽味のある舞踊など珍しい演目を体験できたので、勉強になった。
○歌舞伎『伊賀越道中双六』(3月)
上演頻度の少ない《岡崎の段》を中心にした「半通し」で、二年前の再演だったが、前回よりも細部が練られており、充実した舞台だった。

【その他の公演】
○歌舞伎『熊谷陣屋(一谷嫩軍記)』(10月/歌舞伎座)
八代目芝翫の襲名披露公演で、「芝翫型」でこの演目を初体験したが、とても面白く見た。芝翫の熊谷は、要所要所のキマリなどを丁寧に演じており、役に対する気合いも感じて好演。吉右衛門の義経は、品がある上で「由縁の人もありつらん~」などの情も深くてよかった。歌六の弥陀六は、義経に頼まれて「ふふ、面白い」と不敵に笑って弥陀六に戻るところなども素敵で「上出来」だった。終盤、《ノリ地》になっての三人のバランスもよく、全体として充実した舞台だったと思う。
○歌舞伎『渡海屋・大物浦(義経千本桜)』(3月/歌舞伎座)
仁左衛門の知盛は初めて見たが、なかなか良かった。銀平と知盛の世話から時代への変化もはっきりしていたし、入水前の場面では歴史に翻弄された武士の怒りと悲哀が良く伝わってきた。時蔵との相性も良かったので、全体としていい舞台だった。
○歌舞伎『弁慶上使』(6月/歌舞伎座)
吉右衛門の弁慶も、又五郎の太郎も良かったが、雀右衛門のおわさがとても良かった。一人の女として恋い慕う気持ちや、惚れた男の前で照れる様子、そして娘の死を悲しむ気持ちが、「歌舞伎の時代物」という演技の枠からはみ出さずに表現され、しかも見ている方に伝わってきた。
○文楽『玉藻前曦袂』(9月/国立劇場小劇場)
文楽を見に行くと、つい義太夫や三味線の方に神経が集中してしまうことが多いのだが、この公演では九尾の狐を操って大奮闘の勘十郎を始め人形を見ることにも同等比率で集中できたので、単純に楽しかった。
○能『烏帽子折』(9月/国立能楽堂)
この能楽堂でも開場以来初めてという珍しい出し物―――。シテ方が前場と後場で違う人物を演じ、大勢の立衆が出て子方が活躍するなど極めて特徴的な演目で、バラエティに富んでおり、最後まで飽きることなく面白く見た。

【別項として】
○シス・カンパニー『エノケソ一代記』(11月/世田谷パブリックシアター)
歌舞伎役者の猿之助と久しぶりに役者として出た三谷幸喜氏の競演で、楽しかった。
○新作歌舞伎『夢幻恋双紙――赤目の転生』(4月/赤坂ACTシアター)
現代劇の蓬莱竜太氏による書き下ろし。役者陣が「歌舞伎」という枠にハマらず遊んでいる姿は、見ていて楽しくなった。
○野田歌舞伎『野田版・桜の森の満開の下』(8月/歌舞伎座)
野田氏の歌舞伎を舞台で見たのは初めてだったが、「新作歌舞伎」というより「野田版」なのだなと納得した。ハンパに古典テイストを残した新作歌舞伎より潔く感じた。
○新作歌舞伎『マハーバーラタ戦記』(10月/歌舞伎座)
これまた、現代劇作家と演出家のコンビである。そして、インドのお話である。しかし、不思議に「歌舞伎」になっていた。うまく言えないが、なんか驚いた。
○スーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』(10月/新橋演舞場)
主演の猿之助が怪我で休演したため、代役による舞台を観劇。見事なチームワークで、まったく原作のことを知らないで見たが楽しめた。しかし、これはもはや「歌舞伎」ではない。だから「スーパー歌舞伎」しかも「Ⅱ(セカンド)」なんだと納得。

校倉 元
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